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古谷健夫

問題解決はマネジメントのリテラシー

リテラシーとは「読み書きの能力」です。幕末の日本人のリテラシーは寺子屋の普及もあり、世界の中でも大変優れたものだったと言われています。このため明治維新を経て、世界の列強と肩を並べる国へと発展することができました。

1980年代日本は、高度経済成長を経て世界第2位の経済大国となったのです。この大きな原動力の一つが、生産現場の第一線メンバーを中心に展開されたQCサークル活動でした。働く人の全員が問題解決(改善)に取り組んだことで、世界に冠たる日本品質が生まれたのです。マネジメントの目的は質を高めて顧客、社会の満足を獲得することにあります。したがって問題解決は、組織のトップから第一線のメンバーまで、全員が身に付けておくことが望まれる、マネジメントリテラシーなのです。

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